医薬経済オンライン

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スズケンは「物流」で飛躍できるか

基盤整備に心血注いだ10年、「真価」問われるとき

2014年7月1日号

 「設備投資額はトータルで30億円以上かかることになる」 営業所や医療機関などに医薬品を届ける前に、仕分け・保管する卸物流センターへの投資額ではない。生産工場から卸物流センターまでの物流を担う、いわゆる「メーカー物流」の受託事業にこの10年間、投資してきたスズケンが、田辺三菱製薬から全面受託したメーカー物流の拠点増強に充てる金額だ。これだけを見ても、相当な力の入れようである。足並みが揃いがちな、同業態の医薬品卸だが、メーカー物流の領域でスズケンはひとり気炎を上げている状況だ。 ただし、物流部門といえば、ここ数年、スズケングループの人員、コスト適正化を主眼とした「構造改革」の対象としての印象が、強かったのは事実。必要なものほど地味に見えるのか、地道にメーカー物流のインフラを築いてきたが、「狙いがあまりよくわからない」と、内部から反感にも似た率...  「設備投資額はトータルで30億円以上かかることになる」 営業所や医療機関などに医薬品を届ける前に、仕分け・保管する卸物流センターへの投資額ではない。生産工場から卸物流センターまでの物流を担う、いわゆる「メーカー物流」の受託事業にこの10年間、投資してきたスズケンが、田辺三菱製薬から全面受託したメーカー物流の拠点増強に充てる金額だ。これだけを見ても、相当な力の入れようである。足並みが揃いがちな、同業態の医薬品卸だが、メーカー物流の領域でスズケンはひとり気炎を上げている状況だ。 ただし、物流部門といえば、ここ数年、スズケングループの人員、コスト適正化を主眼とした「構造改革」の対象としての印象が、強かったのは事実。必要なものほど地味に見えるのか、地道にメーカー物流のインフラを築いてきたが、「狙いがあまりよくわからない」と、内部から反感にも似た率直

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