医薬経済オンライン

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「盟主」の座に胡坐かくマツキヨ

ビジネスモデルが揺らぐドラッグストア業界

2014年7月1日号

 日本初のクルーズトレイン「ななつ星」の運行で知られるJR九州。5月上旬に公表された14年3月期決算は、一般企業の売上高に相当する営業収益が3548億円(前期比3.5%増)、 経常利益は212億円(同22.3%増)といずれも過去最高を記録した。少子高齢化と原燃料費の上昇に苦しむ鉄道事業が伸びたわけでなく、業績を牽引したのは好調だったマンション販売に加え、07年に投資ファンドから買収したWINグループ系の中堅ドラッグストア「ドラッグイレブン」の業容拡大だった。 ドラッグイレブンの年商は13年2月期時点で414億円。OTC薬のほか化粧品の対面販売にも力を注ぐ差別化戦略が奏功し、その勢いを駆って今月には、同じく子会社のJR九州リテールがフランチャイズ(FC)展開する「ファミリーマート」にドラッグイレブンを併設した融合店の1号店を福岡県志免町に出店する。3年間で10店舗程度...  日本初のクルーズトレイン「ななつ星」の運行で知られるJR九州。5月上旬に公表された14年3月期決算は、一般企業の売上高に相当する営業収益が3548億円(前期比3.5%増)、 経常利益は212億円(同22.3%増)といずれも過去最高を記録した。少子高齢化と原燃料費の上昇に苦しむ鉄道事業が伸びたわけでなく、業績を牽引したのは好調だったマンション販売に加え、07年に投資ファンドから買収したWINグループ系の中堅ドラッグストア「ドラッグイレブン」の業容拡大だった。 ドラッグイレブンの年商は13年2月期時点で414億円。OTC薬のほか化粧品の対面販売にも力を注ぐ差別化戦略が奏功し、その勢いを駆って今月には、同じく子会社のJR九州リテールがフランチャイズ(FC)展開する「ファミリーマート」にドラッグイレブンを併設した融合店の1号店を福岡県志免町に出店する。3年間で10店舗程度にま

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