医薬経済オンライン

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読む医療—医師が書いた本の斜め読み—

健康長寿から美容へ「アンチエイジング」

第4回

鍛冶孝雄

2014年7月1日号

 日本人は現在、知らず知らずのうちに何種類ものサプリメント、健康食品に類するものの銘柄を覚えているはずだ。プロ野球中継の画像に映し出される看板のいくつかが、サプリメントか健康食品の商標だったり、企業ロゴであることを自然に理解している時代になった。サプリメントが、今では人々の暮らしのなかで一定の存在感を持っていることは言うまでもない。  しかし、これら商品群が国民の健康に一定の寄与をしているのだろうか、となると、そうした疑問に答えてくれるエビデンスのあるデータは現在はないように思える。一時期の健康食品の首を捻るようなCMは少なくなったし、特別健康補助食品いわゆる「トクホ」の認知で、参入企業も多様になった。とくにこうしたサプリメントへの開発に際しては、エビデンスべイスドサプリメント(EBS)という概念が米国で先行したこともあって、ト...  日本人は現在、知らず知らずのうちに何種類ものサプリメント、健康食品に類するものの銘柄を覚えているはずだ。プロ野球中継の画像に映し出される看板のいくつかが、サプリメントか健康食品の商標だったり、企業ロゴであることを自然に理解している時代になった。サプリメントが、今では人々の暮らしのなかで一定の存在感を持っていることは言うまでもない。  しかし、これら商品群が国民の健康に一定の寄与をしているのだろうか、となると、そうした疑問に答えてくれるエビデンスのあるデータは現在はないように思える。一時期の健康食品の首を捻るようなCMは少なくなったし、特別健康補助食品いわゆる「トクホ」の認知で、参入企業も多様になった。とくにこうしたサプリメントへの開発に際しては、エビデンスべイスドサプリメント(EBS)という概念が米国で先行したこともあって、トクホ

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