医薬経済オンライン

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From Local to Global 私と公衆衛生

「一括法」という手法

第69回

日本尊厳死協会理事長 岩尾總一郎(元厚労省医政局長)

2014年7月1日号

 「岩尾さん、やっぱり乱暴だよね」 5月29日の参議院厚生労働委員会が、厚労省職員の法案説明配布資料に〝コピペ〟ミスがあった問題で流会となり、某国会議員と話していたときのことだ。 「厚労省が今国会に提出した法案がいくら多い(注:3月末までで11本)とはいえ、医療と介護に関係する10本以上の法律改正を一括法案として提出するのはどうか。せめて3つくらいに分割すべきだったのでは」との意見だ。 何はともあれ、国会に提出された「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」は、6月18日に成立した。この長い名称の法案を、マスコミ各紙は「地域医療・介護総合確保推進法案」「医療・介護総合推進法案」「医療・介護一体改革法案」「医療・介護推進法案」などと略していた。定番はないのだが、本誌では「一括法」と呼ぶことにする。 内閣法...  「岩尾さん、やっぱり乱暴だよね」 5月29日の参議院厚生労働委員会が、厚労省職員の法案説明配布資料に〝コピペ〟ミスがあった問題で流会となり、某国会議員と話していたときのことだ。 「厚労省が今国会に提出した法案がいくら多い(注:3月末までで11本)とはいえ、医療と介護に関係する10本以上の法律改正を一括法案として提出するのはどうか。せめて3つくらいに分割すべきだったのでは」との意見だ。 何はともあれ、国会に提出された「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」は、6月18日に成立した。この長い名称の法案を、マスコミ各紙は「地域医療・介護総合確保推進法案」「医療・介護総合推進法案」「医療・介護一体改革法案」「医療・介護推進法案」などと略していた。定番はないのだが、本誌では「一括法」と呼ぶことにする。 内閣法制

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