野木森雅郁・日本製薬団体連合会会長

OBSERVER

野木森雅郁・日本製薬団体連合会会長

2014年6月15日号

我われにはイノベーションしかない——新会長としての抱負は。野木森　まだ業界活動を始めたのは2年前くらいで、新米でありながら会長職に就いた。いつもプレッシャーを感じている（笑）。　日薬連は業態別14団体、地域別17団体の計31団体の大所帯。同じ薬業とはいえ、考え方を一本化するのは至難の業だ。例えば、薬価に関しては、団体間でコンフリクト（対立）が起きてしまう。どの団体を優先するとかでなく、ひとつの解を求めなければならない。　そのなかで、製品の「供給」という点では共通しているのではないだろうか。私たちの大きな使命は、薬が必要とされているところへタイムリーに届けること。これはすべてにわたって言える。品質や安全性もそうだ。　今年から「ＰＩＣ／Ｓ」（医薬品査察協定・医薬品査察協同スキーム）加盟が日本も認められた。世界と同じような基準でＧＭＰを考えられるように... 我われにはイノベーションしかない——新会長としての抱負は。野木森　まだ業界活動を始めたのは2年前くらいで、新米でありながら会長職に就いた。いつもプレッシャーを感じている（笑）。　日薬連は業態別14団体、地域別17団体の計31団体の大所帯。同じ薬業とはいえ、考え方を一本化するのは至難の業だ。例えば、薬価に関しては、団体間でコンフリクト（対立）が起きてしまう。どの団体を優先するとかでなく、ひとつの解を求めなければならない。　そのなかで、製品の「供給」という点では共通しているのではないだろうか。私たちの大きな使命は、薬が必要とされているところへタイムリーに届けること。これはすべてにわたって言える。品質や安全性もそうだ。　今年から「ＰＩＣ／Ｓ」（医薬品査察協定・医薬品査察協同スキーム）加盟が日本も認められた。世界と同じような基準でＧＭＰを考えられるようにな

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