Patient Relations
認知症の人と家族の会
2014年6月15日号
家族責めずに「公的救済制度」を花俣ふみ代本部理事 「判例が今後一般化することを非常に危惧しています」 認知症の男性(91歳)が07年、徘徊中に列車に衝突、死亡した。この事故がきっかけで、鉄道会社側は男性の家族を相手取り、列車遅延による損害賠償請求訴訟を提起、名古屋地方裁判所は昨年8月、男性を介護していた妻(91歳)と長男に、計720万円の支払いを命じた。徘徊防止措置を講じず、監督義務を怠ったことが理由だった。 そして、名古屋高等裁判所が今年4月に下した判決では、長男の責任は問わなかったが、妻に対しては監督責任者として対応が十分ではなかったとして、360万円の支払いを命じた。原告、被告ともに不服として上告。認知症患者の介護を巡る一連の係争は、最高裁で争う事態に発展している。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆——認知症の人と家族の会としての見解を教えてください。花俣 ...
家族責めずに「公的救済制度」を花俣ふみ代本部理事 「判例が今後一般化することを非常に危惧しています」 認知症の男性(91歳)が07年、徘徊中に列車に衝突、死亡した。この事故がきっかけで、鉄道会社側は男性の家族を相手取り、列車遅延による損害賠償請求訴訟を提起、名古屋地方裁判所は昨年8月、男性を介護していた妻(91歳)と長男に、計720万円の支払いを命じた。徘徊防止措置を講じず、監督義務を怠ったことが理由だった。 そして、名古屋高等裁判所が今年4月に下した判決では、長男の責任は問わなかったが、妻に対しては監督責任者として対応が十分ではなかったとして、360万円の支払いを命じた。原告、被告ともに不服として上告。認知症患者の介護を巡る一連の係争は、最高裁で争う事態に発展している。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆——認知症の人と家族の会としての見解を教えてください。花俣 名
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