話題の焦点
「『病理診断科』診療所の開設」
2014年6月1日号
6年前に病理診断科の標榜が認められ、1軒また1軒と診療所が新設された。現在、全国で10施設を超えるまでになった。 開業ペースは遅いが、今後珍しいものではなくなると、一部専門家は予測している。 5年前、札幌で開業した皮膚病理クリニックでは、当初より扱い件数が着実に増加、医師及びスタッフを増強してきている。12年度の年間診断件数は4万3000件を超え、さらに増大中である。 画像診断を凌ぐ病理診断の診療所としての魅力は、患者を待たせることがなく、子どもの行事なので日中抜けて夜中に仕事をするなど、時間のやりくりがしやすいこと。女性医師が育児中といえども負担が大変少なくて済む。 米国の病理専門医は、ほとんどが病院内で仕事をしながらも雇用の形態ではなく、ドクターがグループをつくり高額な収入を得ている。日本の病理医も、今は地味な存在ながら、いずれは人気化すること...
6年前に病理診断科の標榜が認められ、1軒また1軒と診療所が新設された。現在、全国で10施設を超えるまでになった。 開業ペースは遅いが、今後珍しいものではなくなると、一部専門家は予測している。 5年前、札幌で開業した皮膚病理クリニックでは、当初より扱い件数が着実に増加、医師及びスタッフを増強してきている。12年度の年間診断件数は4万3000件を超え、さらに増大中である。 画像診断を凌ぐ病理診断の診療所としての魅力は、患者を待たせることがなく、子どもの行事なので日中抜けて夜中に仕事をするなど、時間のやりくりがしやすいこと。女性医師が育児中といえども負担が大変少なくて済む。 米国の病理専門医は、ほとんどが病院内で仕事をしながらも雇用の形態ではなく、ドクターがグループをつくり高額な収入を得ている。日本の病理医も、今は地味な存在ながら、いずれは人気化することだ
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