医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

「体力勝負」に一変したGE市場

アムロジピンの新薬価で見る再編の予感

2014年6月1日号

 14年度薬価制度改革と薬価改定では、ジェネリックの価格統制が実施された。先発品の薬価からの乖離に応じて3段階に設定した。同一成分に複数のジェネリックが販売され、薬価もバラバラになる結果、患者への説明が困難となり、薬局の在庫も大変でジェネリック促進の妨げになる。そんな批判が相次いだことを受けての措置だ。 前回改定までは、各ジェネリックの市場価格をもとに実施されていたので、当該企業は改定後の価格をある程度予想することができた。しかし、今回の価格統制の実施で、自社の販売価格だけでなく、競合相手の価格を気にしながら、4月の取引価格を設定しなければならなくなった。 本誌は今回、市場では最もジェネリック間の競合が厳しい「アムロジピン」(一般名)の新薬価を調べ、影響を比較した。結論から言えば、今まで高薬価(値引きが少ない)を維持していた企業は厳しくなり...  14年度薬価制度改革と薬価改定では、ジェネリックの価格統制が実施された。先発品の薬価からの乖離に応じて3段階に設定した。同一成分に複数のジェネリックが販売され、薬価もバラバラになる結果、患者への説明が困難となり、薬局の在庫も大変でジェネリック促進の妨げになる。そんな批判が相次いだことを受けての措置だ。 前回改定までは、各ジェネリックの市場価格をもとに実施されていたので、当該企業は改定後の価格をある程度予想することができた。しかし、今回の価格統制の実施で、自社の販売価格だけでなく、競合相手の価格を気にしながら、4月の取引価格を設定しなければならなくなった。 本誌は今回、市場では最もジェネリック間の競合が厳しい「アムロジピン」(一般名)の新薬価を調べ、影響を比較した。結論から言えば、今まで高薬価(値引きが少ない)を維持していた企業は厳しくなり、

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence