修復腎移植の真実
世界の腎臓移植
第5回
ノンフィクション・ライター 高橋幸春
2014年6月1日号
宇和島徳洲会病院泌尿器科部長の万波誠を中心にした「瀬戸内グループ」は、海外の泌尿器科学会、移植学会で修復腎移植に関する論文を複数発表している。08年に「アメリカ移植外科学会・冬季セミナー」でトップテン論文に選ばれ、11年にはアルゼンチンで開催された「国際臓器提供調達学会」で優秀論文、12年にもタイ開催のアジア泌尿器科学会で最優秀論文に選ばれるなど、注目を浴びているのだ。 しかし、日本では07年以降、厚生労働省によって修復腎移植は「原則禁止」の措置がとられている。このため、移植を希望しながらそれが叶わず、死んでいく患者もいる。 一方、NPO法人となった「移植への理解を求める会」は、修復腎移植の禁止によって憲法で保障されているはずの「幸福追求権」を奪われたとして08年10月、厚労省と日本移植学会の幹部らを相手取り、損害賠償請求訴訟を起こすことを発表し...
宇和島徳洲会病院泌尿器科部長の万波誠を中心にした「瀬戸内グループ」は、海外の泌尿器科学会、移植学会で修復腎移植に関する論文を複数発表している。08年に「アメリカ移植外科学会・冬季セミナー」でトップテン論文に選ばれ、11年にはアルゼンチンで開催された「国際臓器提供調達学会」で優秀論文、12年にもタイ開催のアジア泌尿器科学会で最優秀論文に選ばれるなど、注目を浴びているのだ。 しかし、日本では07年以降、厚生労働省によって修復腎移植は「原則禁止」の措置がとられている。このため、移植を希望しながらそれが叶わず、死んでいく患者もいる。 一方、NPO法人となった「移植への理解を求める会」は、修復腎移植の禁止によって憲法で保障されているはずの「幸福追求権」を奪われたとして08年10月、厚労省と日本移植学会の幹部らを相手取り、損害賠償請求訴訟を起こすことを発表した
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