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医薬経済気象台

設備投資に本格回復の期待

2014年6月1日号

 14年3月期の決算発表が終わった。事前に予想されていたように、大幅増収増益だった。金融と電力を除く上場企業1516社を対象にした日本経済新聞の集計によると、売上高は12.6%増、経常利益は36.1%増、純利益は73.9%増となった。経常利益はリーマン・ショック以前のピーク水準の96%まで回復した。 7割の企業が増収・経常増益となり、約4分の1の企業が過去最高の経常利益を記録した。業種別にみて減収業種はなく、経常減益は石油の1業種、純利益の減益はパルプ・紙、医薬品、ガスの3業種にとどまっている。ちなみに医薬品は9.4%の増収、6.8%の経常増益、純利益は▲12%だった。 大幅増収・増益を実現できたのは、円安という大きな追い風が吹いたためだ。年間平均で対ドルが24%、対ユーロ、対中国人民元が26%の円安となり、これが輸出採算の大きな改善につながり、収益をも嵩上げした。輸出関連...  14年3月期の決算発表が終わった。事前に予想されていたように、大幅増収増益だった。金融と電力を除く上場企業1516社を対象にした日本経済新聞の集計によると、売上高は12.6%増、経常利益は36.1%増、純利益は73.9%増となった。経常利益はリーマン・ショック以前のピーク水準の96%まで回復した。 7割の企業が増収・経常増益となり、約4分の1の企業が過去最高の経常利益を記録した。業種別にみて減収業種はなく、経常減益は石油の1業種、純利益の減益はパルプ・紙、医薬品、ガスの3業種にとどまっている。ちなみに医薬品は9.4%の増収、6.8%の経常増益、純利益は▲12%だった。 大幅増収・増益を実現できたのは、円安という大きな追い風が吹いたためだ。年間平均で対ドルが24%、対ユーロ、対中国人民元が26%の円安となり、これが輸出採算の大きな改善につながり、収益をも嵩上げした。輸出関連産業

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