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話題の焦点

「胃瘻からの復帰、嚥下大作戦」

2014年5月15日号

 やむなく胃瘻を造ったけれども、何とか元に戻せないか。胃瘻を造りっぱなしにしない姿勢が今春の診療報酬改定で示された。 胃瘻造設の理由には2種類があり、一生経口摂取できない状態になったからというケースと、今この時機を乗り切る緊急手段としてのケースがある。後述の治療的造設については、急性期を無事に乗り越えたあとは、経口摂取のための復帰訓練が考えられて当然だ。 今後の改定では、新たに経口摂取回復促進加算(1日185点)が算定できるようになった。 これで、言語聴覚師不在などを理由に、これまで嚥下機能訓練に力を入れてこなかった病棟でも嚥下リハビリに積極的に取り組もうとする気運が生まれるかも。 そのほか、胃瘻抜去術が高点数(2000点)で新設されてもいる。 また、注目すべきは、胃瘻造設術がこれまでの高点数(10070点)から6070点へ4割も引き下げられた。胃瘻をめぐ...  やむなく胃瘻を造ったけれども、何とか元に戻せないか。胃瘻を造りっぱなしにしない姿勢が今春の診療報酬改定で示された。 胃瘻造設の理由には2種類があり、一生経口摂取できない状態になったからというケースと、今この時機を乗り切る緊急手段としてのケースがある。後述の治療的造設については、急性期を無事に乗り越えたあとは、経口摂取のための復帰訓練が考えられて当然だ。 今後の改定では、新たに経口摂取回復促進加算(1日185点)が算定できるようになった。 これで、言語聴覚師不在などを理由に、これまで嚥下機能訓練に力を入れてこなかった病棟でも嚥下リハビリに積極的に取り組もうとする気運が生まれるかも。 そのほか、胃瘻抜去術が高点数(2000点)で新設されてもいる。 また、注目すべきは、胃瘻造設術がこれまでの高点数(10070点)から6070点へ4割も引き下げられた。胃瘻をめぐる

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