医薬経済オンライン

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東大病院が「超贅沢薬」を開発中

豪華な食事を楽しんで運動しないで「健康長寿」

(株)薬新 井高恭彦

2014年5月15日号

研究成果を発表する東大・門脇教授 DPP4阻害薬やGLP1受容体拮抗薬、SGLT2阻害薬と、糖尿病分野では、新規作用機序の医薬品が続々と出てきている。だが、近い将来は、ここに楔を打ち込む日本初の「究極の新薬」が生まれるかもしれない。  東京大学医学部付属病院の門脇孝教授と山内敏正講師らの研究グループが、昨秋、マウスを用いた動物実験で、善玉ホルモンであるアディポネクチンの受容体に作用する医薬品の候補化合物「アディポロン」を発見。4年半以内を目途に、臨床試験入りをめざすと意気込んでいる。  これまでの動物実験で、アディポロンを経口投与すると、生体内をカロリー抑制や運動したときと同じような状態にし、高カロリー、高脂肪食を採っているマウスでも、寿命を縮めなくて済むことがわかった。今後、ヒトでの臨床試験に成功すれば、メタボリックシンドロームや糖尿病、心... 研究成果を発表する東大・門脇教授 DPP4阻害薬やGLP1受容体拮抗薬、SGLT2阻害薬と、糖尿病分野では、新規作用機序の医薬品が続々と出てきている。だが、近い将来は、ここに楔を打ち込む日本初の「究極の新薬」が生まれるかもしれない。  東京大学医学部付属病院の門脇孝教授と山内敏正講師らの研究グループが、昨秋、マウスを用いた動物実験で、善玉ホルモンであるアディポネクチンの受容体に作用する医薬品の候補化合物「アディポロン」を発見。4年半以内を目途に、臨床試験入りをめざすと意気込んでいる。  これまでの動物実験で、アディポロンを経口投与すると、生体内をカロリー抑制や運動したときと同じような状態にし、高カロリー、高脂肪食を採っているマウスでも、寿命を縮めなくて済むことがわかった。今後、ヒトでの臨床試験に成功すれば、メタボリックシンドロームや糖尿病、心血

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