医薬経済気象台
増税の影響は短期的か
2014年5月15日号
消費税増税から1ヵ月半が経過し、増税後の消費動向が企業単位で話題にのぼっている。家計調査によると、3月の2人以上世帯の消費支出は実質で7.2%増だった。これは実に39年ぶりの高い伸びで、前回の増税前の97年3月の5.8%増をはるかに上回った。駆け込み消費が大きく動いたわけで、それだけに4月はこの反動が懸念された。ところが明らかにされてきた断片的情報によると、増税による消費縮小の懸念を払拭するような話題が多くなっている。
例えば、百貨店である。駆け込みの反動で平常に戻るのは、夏季賞与が寄与してくる7月以降というのが事前の見方だった。しかし、毎月初めに前月の店頭販売速報を明らかにしている大手4グループの実績から、5月で完全に平常に戻る可能性が強まってきている。
三越伊勢丹グループは3月が24%増と大きく伸びたが、4月は▲8%と小幅な反動減にとどまった。高島屋も...
消費税増税から1ヵ月半が経過し、増税後の消費動向が企業単位で話題にのぼっている。家計調査によると、3月の2人以上世帯の消費支出は実質で7.2%増だった。これは実に39年ぶりの高い伸びで、前回の増税前の97年3月の5.8%増をはるかに上回った。駆け込み消費が大きく動いたわけで、それだけに4月はこの反動が懸念された。ところが明らかにされてきた断片的情報によると、増税による消費縮小の懸念を払拭するような話題が多くなっている。
例えば、百貨店である。駆け込みの反動で平常に戻るのは、夏季賞与が寄与してくる7月以降というのが事前の見方だった。しかし、毎月初めに前月の店頭販売速報を明らかにしている大手4グループの実績から、5月で完全に平常に戻る可能性が強まってきている。
三越伊勢丹グループは3月が24%増と大きく伸びたが、4月は▲8%と小幅な反動減にとどまった。高島屋も3月
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