話題の焦点
「おへそをジグザグ5㎝切開」
2014年5月1日号
腹部外科では、腹腔鏡を利用する手術が広く行われている。開腹手術時代と違って手術後の傷跡がほとんど目立たなくなった。 そこへ、さらなる低侵襲化を狙って「臍部ジグザグ切開」と称するユニークな新型アプローチ法が登場。考案したのは、市立四日市病院外科部長らのグループで、海外でも注目を集め、米国のオンライン誌「ビデオスコピィ」の手術動画でアクセスランキング第1位を記録したほどである。 へそという小さな部位であるが、Z状に切開することで5㎝も開創が可能となり、これまでより鉗子類や内視鏡などの操作性が格段にアップ、臓器摘出口として胃全摘なども軽々実施可能となった。さらに、術後の癒着収縮により整容性も一段と増した。 へそは腹部の中心、どの臓器にもアプローチしやすいのが大きなメリット。鼠径ヘルニア、肝がん、胆のう炎を同時処理した例もあるほどだ。国産開発手...
腹部外科では、腹腔鏡を利用する手術が広く行われている。開腹手術時代と違って手術後の傷跡がほとんど目立たなくなった。 そこへ、さらなる低侵襲化を狙って「臍部ジグザグ切開」と称するユニークな新型アプローチ法が登場。考案したのは、市立四日市病院外科部長らのグループで、海外でも注目を集め、米国のオンライン誌「ビデオスコピィ」の手術動画でアクセスランキング第1位を記録したほどである。 へそという小さな部位であるが、Z状に切開することで5㎝も開創が可能となり、これまでより鉗子類や内視鏡などの操作性が格段にアップ、臓器摘出口として胃全摘なども軽々実施可能となった。さらに、術後の癒着収縮により整容性も一段と増した。 へそは腹部の中心、どの臓器にもアプローチしやすいのが大きなメリット。鼠径ヘルニア、肝がん、胆のう炎を同時処理した例もあるほどだ。国産開発手法が
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