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OBSERVER

石川ベンジャミン光一・国立がん研究センターがん医療費調査室長

2014年5月1日号

地域にアピールする時期 ──14年度診療報酬改定で、「DPC/PDPS」にはどういった変化があったのでしょうか。 石川 診断群分類の見直しで、分類数が2927(12年度)から2873(14年度)に減り、包括対象が8割を超えた。すなわち、出来高部分が相当圧縮されたということだ。少し無理をしているところがある。 DPC病院の現状だが、大雑把に言えば、国内に病院が8000施設あるとして、このうち1700施設がDPCを導入している。未導入の病院は残りの6000施設で、多くは規模が小さく、病床数も少ない。それらの病院では、現在、病床数や退院患者数の減少が進んでいる。何が起きているのかというと、さまざまな理由でDPCに乗り切れなかった施設が「周回遅れ」になろうとしているということだ。DPCでは出来高での評価が難しい機能を係数で評価できる。だが、DPCに参画できない施設は、診療報... 地域にアピールする時期 ──14年度診療報酬改定で、「DPC/PDPS」にはどういった変化があったのでしょうか。 石川 診断群分類の見直しで、分類数が2927(12年度)から2873(14年度)に減り、包括対象が8割を超えた。すなわち、出来高部分が相当圧縮されたということだ。少し無理をしているところがある。 DPC病院の現状だが、大雑把に言えば、国内に病院が8000施設あるとして、このうち1700施設がDPCを導入している。未導入の病院は残りの6000施設で、多くは規模が小さく、病床数も少ない。それらの病院では、現在、病床数や退院患者数の減少が進んでいる。何が起きているのかというと、さまざまな理由でDPCに乗り切れなかった施設が「周回遅れ」になろうとしているということだ。DPCでは出来高での評価が難しい機能を係数で評価できる。だが、DPCに参画できない施設は、診療報酬

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