医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

深層◎薬価

「毎年改定」長期戦の幕開け

財務省、診療報酬本体からの分離戦術「第2弾」

2014年5月1日号

 なぜ薬価は2年に1回改定されるのか。製薬業界ひいては医療界の常識であり、内部にいる人間がこのことに疑問を投げ掛けることは、ほとんどない。 過去を遡ってみよう。89年と97年の「消費税改定」を除くと、88年以降、薬価は2年に1回の改定で定着している。それ以前は、全面改定のない年に「部分改正」の名で、改定を挟みこんで毎年行う時代もあった。だが、87年に中央社会保険医療協議会が出した建議(意見書)によって、2年に1回と規定された。建議にはこうある。 「部分改正を廃止し、できる限り迅速な全面改正を実施する。なお、現状は市場での価格の安定に、ある程度の期間を要するので、市場価格の形成を待って概ね2年に1回程度の全面改正になることはやむを得ない」 これが、2年に1回の根拠となっている。  なぜ薬価は2年に1回改定されるのか。製薬業界ひいては医療界の常識であり、内部にいる人間がこのことに疑問を投げ掛けることは、ほとんどない。 過去を遡ってみよう。89年と97年の「消費税改定」を除くと、88年以降、薬価は2年に1回の改定で定着している。それ以前は、全面改定のない年に「部分改正」の名で、改定を挟みこんで毎年行う時代もあった。だが、87年に中央社会保険医療協議会が出した建議(意見書)によって、2年に1回と規定された。建議にはこうある。 「部分改正を廃止し、できる限り迅速な全面改正を実施する。なお、現状は市場での価格の安定に、ある程度の期間を要するので、市場価格の形成を待って概ね2年に1回程度の全面改正になることはやむを得ない」 これが、2年に1回の根拠となっている。

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence