前代未聞の改定「無効」調停
外保連のジレンマ、公正な点数体系への道半ば
2014年5月1日号
何だかんだ文句を言っても、一度こうと決まったら新しいルールへの適応に心血を注ぎ、点数獲得の実利を追求する。それが診療報酬改定に対する医療業界の特徴的なビヘイビアであった。しかし14年改定は珍事というか、その流れに抗う医師が現れた。手術料の引き下げを不服として、社会保険診療報酬支払基金と東京都国民健康保険団体連合会を相手に、改定内容の「無効」と改定前の点数による算定の「有効」の確認を求める調停を、東京簡易裁判所に申し立て、受理されたのだ。 申し立てをしたのは、東京・江戸川区で「池下レディースチャイルドクリニック」を開業する池下久弥院長。今回の改定で、帝王切開術が2万2160点から2万140点へ1割減とされたことについて、「産科医療を崩壊させるもの」と断じ、4月以後の手術についても改定前の点数のまま請求する方針であることを表明している。 4月22日時点で...
何だかんだ文句を言っても、一度こうと決まったら新しいルールへの適応に心血を注ぎ、点数獲得の実利を追求する。それが診療報酬改定に対する医療業界の特徴的なビヘイビアであった。しかし14年改定は珍事というか、その流れに抗う医師が現れた。手術料の引き下げを不服として、社会保険診療報酬支払基金と東京都国民健康保険団体連合会を相手に、改定内容の「無効」と改定前の点数による算定の「有効」の確認を求める調停を、東京簡易裁判所に申し立て、受理されたのだ。 申し立てをしたのは、東京・江戸川区で「池下レディースチャイルドクリニック」を開業する池下久弥院長。今回の改定で、帝王切開術が2万2160点から2万140点へ1割減とされたことについて、「産科医療を崩壊させるもの」と断じ、4月以後の手術についても改定前の点数のまま請求する方針であることを表明している。 4月22日時点で、
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