医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

患者の「生の声」を聞く 希少疾患薬のマーケティング①

第9回 

株式会社アンテリオ理事 堀 玲子

2014年5月1日号

 製薬企業が従来の医薬品市場を打破するビジネスモデルの目玉は、やはり希少疾患への参入やゲノムに注目した個別化医療への加速を意図した製品開発だろう。「希少疾患薬のマーケティングは従来型マーケティングとどのような違いが存在し、製薬企業はどのように自社製品をマーケティングしていくのか」という課題について、海外の状況などを加味しながら考えてみたい。 NPO法人「PRIP Tokyo」が毎年2月末に主催している世界希少・難治性疾患の日(RDD)に昨年から一般参加をしている。RDDは、患者さんのQOL向上をめざして08年にスウェーデンから始まった活動である。現在は60ヵ国以上で開催されている。 日本では10年から行われ、今年で5年目になる。患者さんと社会の架け橋として、一般市民の方にも疾患の認知度向上のキッカケとなることが期待されている活動である。昨年と今...  製薬企業が従来の医薬品市場を打破するビジネスモデルの目玉は、やはり希少疾患への参入やゲノムに注目した個別化医療への加速を意図した製品開発だろう。「希少疾患薬のマーケティングは従来型マーケティングとどのような違いが存在し、製薬企業はどのように自社製品をマーケティングしていくのか」という課題について、海外の状況などを加味しながら考えてみたい。 NPO法人「PRIP Tokyo」が毎年2月末に主催している世界希少・難治性疾患の日(RDD)に昨年から一般参加をしている。RDDは、患者さんのQOL向上をめざして08年にスウェーデンから始まった活動である。現在は60ヵ国以上で開催されている。 日本では10年から行われ、今年で5年目になる。患者さんと社会の架け橋として、一般市民の方にも疾患の認知度向上のキッカケとなることが期待されている活動である。昨年と今年は

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