医療企業・その現状と展望
明治ホールディングス 「融合戦略」で医薬品事業を拡大
—抗菌薬で確立した高評価が武器—
2014年5月1日号
食品と医薬品を事業とする。09年に明治製菓、明治乳業が経営統合、持株会社として発足、11年に組織を再編、食品事業の「明治」と医薬品事業の「Meiji Seikaファルマ」を子会社として傘下に置いている。 12年度実績で食品セグメントの外部売上高は1兆3億円、調整前営業利益は194億円、医薬品セグメントの外部売上高は1262億円、調整前営業利益は65億円だった。構成比は売上高が食品事業89%、医薬品事業11%、調整前営利益が食品事業75%、医薬品事業25%だった。医薬品事業は売上高でグループの1割強を占めるだけだが、営業利益では4分の1を占める収益事業となっている。 医薬品事業はグループ内で1割強と小規模に見えるが、医薬品専業の上場企業と対比すると参天製薬に続く規模にある。 医薬品事業は46年に、わが国初の抗菌薬となる「ペニシリン」を国産化したことに始まる。それ以来、感染症領...
食品と医薬品を事業とする。09年に明治製菓、明治乳業が経営統合、持株会社として発足、11年に組織を再編、食品事業の「明治」と医薬品事業の「Meiji Seikaファルマ」を子会社として傘下に置いている。 12年度実績で食品セグメントの外部売上高は1兆3億円、調整前営業利益は194億円、医薬品セグメントの外部売上高は1262億円、調整前営業利益は65億円だった。構成比は売上高が食品事業89%、医薬品事業11%、調整前営利益が食品事業75%、医薬品事業25%だった。医薬品事業は売上高でグループの1割強を占めるだけだが、営業利益では4分の1を占める収益事業となっている。 医薬品事業はグループ内で1割強と小規模に見えるが、医薬品専業の上場企業と対比すると参天製薬に続く規模にある。 医薬品事業は46年に、わが国初の抗菌薬となる「ペニシリン」を国産化したことに始まる。それ以来、感染症領域に
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録