医薬経済オンライン

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J—ADNIに世界が呆れる日

標準化した検査法は販売停止

2014年4月15日号

「認知症に関する研究資金を共同で大幅に増やす」  昨年12月にロンドンで開かれたG8認知症サミット。日本を含む先進諸国はこの「宣言」を採択し、今後、認知症研究に力を入れていくことで合意した。このとき誰しも、認知症研究に多額の投資が向かうと思ったことだろう。  今年1月の朝日新聞の報道で明らかにされた、アルツハイマー病に関する大規模臨床研究「J─ADNI」(ジェイ・アドニ、主任研究者=岩坪威・東大教授)のデータ改竄疑惑は、全容解明には程遠い。厚生労働省や経済産業省などから24億円、製薬会社から9億円の計33億円が投じられた国家プロジェクトであるにも関わらず、疑惑の真相は未だ明らかになっていない。  報道されたような事実があるのかないのか、事の顛末を主任研究者が説明すれば済む話にも見えるが、なぜか所属する東大が検証委員会を通じ、真相究明に乗り出すとして... 「認知症に関する研究資金を共同で大幅に増やす」  昨年12月にロンドンで開かれたG8認知症サミット。日本を含む先進諸国はこの「宣言」を採択し、今後、認知症研究に力を入れていくことで合意した。このとき誰しも、認知症研究に多額の投資が向かうと思ったことだろう。  今年1月の朝日新聞の報道で明らかにされた、アルツハイマー病に関する大規模臨床研究「J─ADNI」(ジェイ・アドニ、主任研究者=岩坪威・東大教授)のデータ改竄疑惑は、全容解明には程遠い。厚生労働省や経済産業省などから24億円、製薬会社から9億円の計33億円が投じられた国家プロジェクトであるにも関わらず、疑惑の真相は未だ明らかになっていない。  報道されたような事実があるのかないのか、事の顛末を主任研究者が説明すれば済む話にも見えるが、なぜか所属する東大が検証委員会を通じ、真相究明に乗り出すとしている

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