医薬経済オンライン

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自ら将来を「棒に振る」調剤薬局

姑息な改定対抗策で厚労省から鉄槌

2014年4月15日号

「何も努力をしないでも生き続けてきた薬局には、ゆっくりと息を引き取ってもらいましょう。それでいいんです」  厚生労働省のある薬系技官が調剤薬局チェーン関係者に、面と向かって言い放ったコメントだ。  現在の薬剤師数が「十分かどうか」について、調剤チェーン側が「まったく足りない。争奪戦が続いている」と現場の不満を伝えたのに対し、薬系技官は「そもそも5万5000店舗もある現在の薬局数が適正かという問題がある」と反論。その文脈のなかで、薬局数の減少、店舗展開が止まれば「薬剤師数は充足する」との考えのもと、冒頭の“努力をしない薬局は潰れてしまえ”という発言に至った。  14年度調剤報酬改定も、こうした思想をもとに組み立てられているのだろう。  この技官に近いほかの関係者は、これまで「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の家康式だった調剤報酬を、「鳴かせてみせ... 「何も努力をしないでも生き続けてきた薬局には、ゆっくりと息を引き取ってもらいましょう。それでいいんです」  厚生労働省のある薬系技官が調剤薬局チェーン関係者に、面と向かって言い放ったコメントだ。  現在の薬剤師数が「十分かどうか」について、調剤チェーン側が「まったく足りない。争奪戦が続いている」と現場の不満を伝えたのに対し、薬系技官は「そもそも5万5000店舗もある現在の薬局数が適正かという問題がある」と反論。その文脈のなかで、薬局数の減少、店舗展開が止まれば「薬剤師数は充足する」との考えのもと、冒頭の“努力をしない薬局は潰れてしまえ”という発言に至った。  14年度調剤報酬改定も、こうした思想をもとに組み立てられているのだろう。  この技官に近いほかの関係者は、これまで「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の家康式だった調剤報酬を、「鳴かせてみせよう

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