医薬経済オンライン

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華麗に船出した新社長の「課題」

中国ビジネス再生と工場リストラが不可欠の資生堂

2014年4月15日号

 この4月、武田薬品と同じくプロパー経営の行き詰まりを受けて、外部の血にブレークスルーを託した老舗企業がある。1872(明治5)年に開業した、日本初の洋風調剤薬局をルーツとする化粧品国内最大手の資生堂だ。ライオン歯磨(現ライオン)を踏み台に外資を渡り歩き、日本コカコーラで社長、会長まで務めた魚谷雅彦氏を昨年4月にマーケティング統括顧問として招いていたが、いよいよ新社長として経営の舵取りを任せる運びとなった。  社長の選任でも副社長からの昇格という年功序列人事が常態化していた資生堂で、外部の人材がトップに就くのは74年ぶり2人目のこと。だが、前回は戦後の混乱期だった。さらに、同社で役員を務めたことがない人物が社長を名乗るのは魚谷氏が初めてとあって、薬粧業界のみならず、取引への波及などを心配する広告や百貨店各社も改革の行方を注目している。  きらびやか...  この4月、武田薬品と同じくプロパー経営の行き詰まりを受けて、外部の血にブレークスルーを託した老舗企業がある。1872(明治5)年に開業した、日本初の洋風調剤薬局をルーツとする化粧品国内最大手の資生堂だ。ライオン歯磨(現ライオン)を踏み台に外資を渡り歩き、日本コカコーラで社長、会長まで務めた魚谷雅彦氏を昨年4月にマーケティング統括顧問として招いていたが、いよいよ新社長として経営の舵取りを任せる運びとなった。  社長の選任でも副社長からの昇格という年功序列人事が常態化していた資生堂で、外部の人材がトップに就くのは74年ぶり2人目のこと。だが、前回は戦後の混乱期だった。さらに、同社で役員を務めたことがない人物が社長を名乗るのは魚谷氏が初めてとあって、薬粧業界のみならず、取引への波及などを心配する広告や百貨店各社も改革の行方を注目している。  きらびやかな

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