医薬経済気象台
増税後の「反動」が焦点
2014年4月15日号
消費税増税が実施された。耐久消費財や貴金属などの高額商品以外の一般消費財の駆け込み購入の動きが目立ったのは3月中旬からだった。前回97年4月の増税では2月頃から駆け込みの動きが見られたから、消費者行動はかなり遅かったといえる。遅かった分だけ規模は前回ほどではないようだ。
駆け込み需要の規模は別にして、需要の先食いがあったことだけは間違いなかった。一般家庭だけでなく、産業界でも必要資材を前倒しで購入する動きがあった。医薬品でも医療機関が前倒しで仕入れに動いたところがあったとされる。ただ、4月からの薬価引き下げを考えると「損得勘定がどうか」という悩みもあったため、目立った動きにはならなかったようである。
増税初日の4月1日に、日本銀行が3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。回答期間が2月24日から3月31日、まさに駆け込み需要の最盛期の調査だ...
消費税増税が実施された。耐久消費財や貴金属などの高額商品以外の一般消費財の駆け込み購入の動きが目立ったのは3月中旬からだった。前回97年4月の増税では2月頃から駆け込みの動きが見られたから、消費者行動はかなり遅かったといえる。遅かった分だけ規模は前回ほどではないようだ。
駆け込み需要の規模は別にして、需要の先食いがあったことだけは間違いなかった。一般家庭だけでなく、産業界でも必要資材を前倒しで購入する動きがあった。医薬品でも医療機関が前倒しで仕入れに動いたところがあったとされる。ただ、4月からの薬価引き下げを考えると「損得勘定がどうか」という悩みもあったため、目立った動きにはならなかったようである。
増税初日の4月1日に、日本銀行が3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。回答期間が2月24日から3月31日、まさに駆け込み需要の最盛期の調査だった
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