「泣き顔」並ぶ14年度薬価制度改革
引き上げ項目でも「笑えない」理由
2014年4月1日号
「全面的に力不足だった」 14年度薬価制度改革をそう述懐するのは、厚生労働省医政局の城克文経済課長だ。個別項目は表の通り。城課長が語った「力不足」は次の点だ。 「新薬創出・適応外薬解消等促進加算は、引き続き試行になった(③)。Zの廃止(②)はともかく、Z2(①)が入った。安定供給が必要な必須薬の底支えは議論の俎上から落ちた(④)」 日本製薬団体連合会は13年9月に開かれた中央社会保険医療協議会薬価専門部会の業界ヒアリングで、要望項目を2つに絞った。 「新薬創出加算の本格導入・恒久化」「保険医療上必要性の高い医薬品の薬価改定方式の見直し」だ。 しかし、最終的にはどちらも叶わなかった。さらに③に該当する新薬創出加算は、とくに支払側に制度化に難色を示す声が強く、「試行継続」にとどまった。ここで再び城課長の言葉を借りる。 「業界側は新薬加算、支払側は適応...
「全面的に力不足だった」 14年度薬価制度改革をそう述懐するのは、厚生労働省医政局の城克文経済課長だ。個別項目は表の通り。城課長が語った「力不足」は次の点だ。 「新薬創出・適応外薬解消等促進加算は、引き続き試行になった(③)。Zの廃止(②)はともかく、Z2(①)が入った。安定供給が必要な必須薬の底支えは議論の俎上から落ちた(④)」 日本製薬団体連合会は13年9月に開かれた中央社会保険医療協議会薬価専門部会の業界ヒアリングで、要望項目を2つに絞った。 「新薬創出加算の本格導入・恒久化」「保険医療上必要性の高い医薬品の薬価改定方式の見直し」だ。 しかし、最終的にはどちらも叶わなかった。さらに③に該当する新薬創出加算は、とくに支払側に制度化に難色を示す声が強く、「試行継続」にとどまった。ここで再び城課長の言葉を借りる。 「業界側は新薬加算、支払側は適応外
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