OBSERVER
佐谷圭一・日本薬剤師会元会長
2014年4月1日号
リーダーは具体策と決断力そして感受性 ——日薬の次期会長に東京都薬の山本信夫会長が現職の児玉孝会長を破り、内定しました。 佐谷 ふたりとは(立候補表明の)前に話をした。ふたりに言ったのは「咲いた桜は自分の散る風を待っているそうだよ」ということ。散る風が来るのを待つ。最後に一番いい風に乗って散らないと桜は美しくない。 ——なるほど。佐谷先生らしいお言葉ですね。一方で、日薬を取り巻く環境は厳しいものがあります。 佐谷 問題のひとつは、日薬と日本病院薬剤師会が未だ分離していること。なかでも病院薬剤師は、保険薬剤師でなくてもいいことになっているのが問題だ。つまり、医師が保険医師であれば、薬剤師は保険薬剤師を取らなくてもいい。これは医師自らが切った処方箋を、自ら調剤できることに行き着く。法的に病院薬剤師の地位が確立されていない。病院薬剤師は保険薬剤師...
リーダーは具体策と決断力そして感受性 ——日薬の次期会長に東京都薬の山本信夫会長が現職の児玉孝会長を破り、内定しました。 佐谷 ふたりとは(立候補表明の)前に話をした。ふたりに言ったのは「咲いた桜は自分の散る風を待っているそうだよ」ということ。散る風が来るのを待つ。最後に一番いい風に乗って散らないと桜は美しくない。 ——なるほど。佐谷先生らしいお言葉ですね。一方で、日薬を取り巻く環境は厳しいものがあります。 佐谷 問題のひとつは、日薬と日本病院薬剤師会が未だ分離していること。なかでも病院薬剤師は、保険薬剤師でなくてもいいことになっているのが問題だ。つまり、医師が保険医師であれば、薬剤師は保険薬剤師を取らなくてもいい。これは医師自らが切った処方箋を、自ら調剤できることに行き着く。法的に病院薬剤師の地位が確立されていない。病院薬剤師は保険薬剤師であ
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