医薬経済オンライン

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「花盛り」の共同開発ジェネリック

高まる価格圧力は身から出た錆

2014年4月1日号

 後発品業界は、共同開発の全盛期と言っていいだろう。共同開発に付随した製造受託ビジネスも活発だ。その作用は成長市場をめざし、大型先発品に対して30社を超える後発品が参入している光景を見れば明らかで、共同開発や製造委受託による事業展開が主流となっているのは、疑いようがない。 後発品の開発で手を携え、製造委受託契約に発展し、同じ工場で同じ原価で製造する。そして、それぞれの企業が銘柄別で薬価を持てる。ところが、同じ原価の後発品が銘柄別薬価で市場に出回ることに対し、違和感を覚える流通関係者や医療関係者は多い。突き詰めれば、そんなに多くの後発品は要らないのだ。 もちろん、14年度薬価制度改革で、後発品に関しては初収載品の薬価引き下げ、価格帯の集約といった引き締めが入った。〝業界スズメ〟は、制度改革が引き金となって企業淘汰、再編が起こると噂している。 ...  後発品業界は、共同開発の全盛期と言っていいだろう。共同開発に付随した製造受託ビジネスも活発だ。その作用は成長市場をめざし、大型先発品に対して30社を超える後発品が参入している光景を見れば明らかで、共同開発や製造委受託による事業展開が主流となっているのは、疑いようがない。 後発品の開発で手を携え、製造委受託契約に発展し、同じ工場で同じ原価で製造する。そして、それぞれの企業が銘柄別で薬価を持てる。ところが、同じ原価の後発品が銘柄別薬価で市場に出回ることに対し、違和感を覚える流通関係者や医療関係者は多い。突き詰めれば、そんなに多くの後発品は要らないのだ。 もちろん、14年度薬価制度改革で、後発品に関しては初収載品の薬価引き下げ、価格帯の集約といった引き締めが入った。〝業界スズメ〟は、制度改革が引き金となって企業淘汰、再編が起こると噂している。 3月

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