医薬経済オンライン

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DPC病院「争奪戦」の行方

課題は「薬効別」の生産能力

2014年4月1日号

 厚生労働省は調剤薬局だけでなく病院市場でも後発品促進のために、「後発品指数」という秘策を導入した。DPC対象病院は、疾患によって決定される「1日当たりの包括点数」、「入院日数」、「医療機関別係数」の3つの項目によって受け取る点数が決まる。このうち医療機関別係数は各病院によって異なる。医療機関別係数は基礎係数、暫定調整係数、機能評価ⅠとⅡの合計で決定される。 包括点数と入院日数は病院経営者がコントロールできるものではない。しかし、最後の医療機関別係数の一部分は経営者の匙加減で決められる。 後発品指数は機能評価Ⅱに新しく追加された。この指数が、病院の経営に大きな影響を与えることになりそうだ。今までは、この後発品指数がないため、限られたDPC点数のなかで、必要に応じて先発品から後発品に切り替えていった。言い換えれば、病院経営者の判断で後発品の使...  厚生労働省は調剤薬局だけでなく病院市場でも後発品促進のために、「後発品指数」という秘策を導入した。DPC対象病院は、疾患によって決定される「1日当たりの包括点数」、「入院日数」、「医療機関別係数」の3つの項目によって受け取る点数が決まる。このうち医療機関別係数は各病院によって異なる。医療機関別係数は基礎係数、暫定調整係数、機能評価ⅠとⅡの合計で決定される。 包括点数と入院日数は病院経営者がコントロールできるものではない。しかし、最後の医療機関別係数の一部分は経営者の匙加減で決められる。 後発品指数は機能評価Ⅱに新しく追加された。この指数が、病院の経営に大きな影響を与えることになりそうだ。今までは、この後発品指数がないため、限られたDPC点数のなかで、必要に応じて先発品から後発品に切り替えていった。言い換えれば、病院経営者の判断で後発品の使用率

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