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「追い風」に乗れるかメディネット

第2回

2014年4月1日号

 メディネットは現会長の木村佳司氏が95年に設立した免疫細胞療法支援ベンチャー企業で、03年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。がん患者に免疫細胞療法を行う医療機関に対して、総合支援サービスを中心とした細胞医療支援事業を展開してきた。 同社が提供する技術は、細胞移植医療のなかの免疫細胞療法に位置付けられる。生体外で活性化、増殖させたTリンパ球を再び体内に戻して、体内に存在するがん細胞やウイルスが感染した細胞を排除する技術である。刺激剤としてIL2と抗CD3モノクローナル抗体を使用する「CD3—LAK療法」と呼ばれる手法だ。 この治療は先端医療であり、公的健康保険の適用外の自由診療に当たる。13年9月30日現在、契約医療機関は8施設、連携医療機関は61施設となっている。 13年9月期決算は、免疫細胞療法総合支援サービスの売上げが前年同期を下回り、売...  メディネットは現会長の木村佳司氏が95年に設立した免疫細胞療法支援ベンチャー企業で、03年10月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。がん患者に免疫細胞療法を行う医療機関に対して、総合支援サービスを中心とした細胞医療支援事業を展開してきた。 同社が提供する技術は、細胞移植医療のなかの免疫細胞療法に位置付けられる。生体外で活性化、増殖させたTリンパ球を再び体内に戻して、体内に存在するがん細胞やウイルスが感染した細胞を排除する技術である。刺激剤としてIL2と抗CD3モノクローナル抗体を使用する「CD3—LAK療法」と呼ばれる手法だ。 この治療は先端医療であり、公的健康保険の適用外の自由診療に当たる。13年9月30日現在、契約医療機関は8施設、連携医療機関は61施設となっている。 13年9月期決算は、免疫細胞療法総合支援サービスの売上げが前年同期を下回り、売上高

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