医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

薬剤経済学

TNF阻害剤の投与量増量の影響—3剤の比較

2014年4月1日号

 アダリムマブ、エタネルセプト、インフリキシマブの3剤を比べた研究「リウマチ性関節炎におけるTNF阻害剤の費用対効果」は、注射に対する反応が鈍く、投与量を増やす必要に迫られる患者の存在をクローズアップしている(アメリカン・ジャーナル・オブ・ファーマシー・ベネフィッツ2013年11月特別号)。 増量は費用に跳ね返る。最小投与量の薬剤費は似た水準にあっても、増量する患者比率が多ければ費用は膨らむ。その影響を臨床的改善との見合いで勘案する必要がある。 大手医療保険会社系列の医療システム管理・情報分析会社オプタムインサイト社のB.チャステックらが、18〜64歳、1300万人をカバーする請求データベースから、06年1月〜08年5月末にTNF3剤のいずれかで治療を始めた関節炎患者1495人を確認し、治療開始から1年の推移を追った。 遡及的な患者群研究(コホート)だが、334人につ...  アダリムマブ、エタネルセプト、インフリキシマブの3剤を比べた研究「リウマチ性関節炎におけるTNF阻害剤の費用対効果」は、注射に対する反応が鈍く、投与量を増やす必要に迫られる患者の存在をクローズアップしている(アメリカン・ジャーナル・オブ・ファーマシー・ベネフィッツ2013年11月特別号)。 増量は費用に跳ね返る。最小投与量の薬剤費は似た水準にあっても、増量する患者比率が多ければ費用は膨らむ。その影響を臨床的改善との見合いで勘案する必要がある。 大手医療保険会社系列の医療システム管理・情報分析会社オプタムインサイト社のB.チャステックらが、18〜64歳、1300万人をカバーする請求データベースから、06年1月〜08年5月末にTNF3剤のいずれかで治療を始めた関節炎患者1495人を確認し、治療開始から1年の推移を追った。 遡及的な患者群研究(コホート)だが、334人につい

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence