OUTLOOK・欧米のMR事情
医師はMRとの面会を好む
第307回
デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人
2014年4月1日号
欧米ではMRの数が減少し、さらに医師の数も減っているといわれている。しかし、調査会社のリサーチ結果を見ると少し違った側面があるようだ。CMI社とコンパス社が医師と製薬産業とのコミュニケーションに関する調査を実施し、その内容をメディカルマーケティングメディア誌に発表しているので検証してみよう。 この調査に回答した内分泌専門医の85%、神経科医の84%、泌尿科医の86%はeディテーリングやウェブカンファレンス、電話による会話などのコミュニケーション手法よりも、MRとの面会のほうを好む傾向にあるという。 また、面会が難しいがん専門医、開業医、小児科医、精神科医など2173人に聞いたところ、もし情報提供のための「説明と会話」が5分以内で終了するならMRとの面会に前向きであるという結果が出ている。医師も忙しい時間を過ごすなかで、人間的な触れ合いを求めている...
欧米ではMRの数が減少し、さらに医師の数も減っているといわれている。しかし、調査会社のリサーチ結果を見ると少し違った側面があるようだ。CMI社とコンパス社が医師と製薬産業とのコミュニケーションに関する調査を実施し、その内容をメディカルマーケティングメディア誌に発表しているので検証してみよう。 この調査に回答した内分泌専門医の85%、神経科医の84%、泌尿科医の86%はeディテーリングやウェブカンファレンス、電話による会話などのコミュニケーション手法よりも、MRとの面会のほうを好む傾向にあるという。 また、面会が難しいがん専門医、開業医、小児科医、精神科医など2173人に聞いたところ、もし情報提供のための「説明と会話」が5分以内で終了するならMRとの面会に前向きであるという結果が出ている。医師も忙しい時間を過ごすなかで、人間的な触れ合いを求めているの
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