医薬経済オンライン

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雄勝診療所医師、2年半の勤務で感じたこと

緊張と重圧に追い立てられて

2014年3月15日号

 東日本大震災後、過疎が急速に進む宮城県石巻市雄勝町の診療所に赴任した小倉健一医師(写真)が、3月いっぱいで任地を離れる。医療だけでなく、復興への支援活動も心がけてきた小倉医師は「緊張と重圧の2年半だった」と振り返った。  前身の市立雄勝病院は津波に呑み込まれ、患者40人、職員24人が亡くなる惨劇を経験した。病院は廃院となり、震災から半年後の11年9月に開院する予定だった雄勝診療所に、小倉医師が着任した。  電話番号さえ決まっていない開院準備中に赴任し、1ヵ月で開院に漕ぎ着けた。だが、病院経営の根幹を担う事務員もおらず、薬剤師もいない。専門家を招いて、看護師たちを特訓してもらうなど「突貫工事」だった。  誤算だったのは行政の態勢だ。雄勝病院だったころは、石巻市の病院局の管轄だったが、診療所になると健康部健康推進課が担当部署となる。人員のやりくりとか...  東日本大震災後、過疎が急速に進む宮城県石巻市雄勝町の診療所に赴任した小倉健一医師(写真)が、3月いっぱいで任地を離れる。医療だけでなく、復興への支援活動も心がけてきた小倉医師は「緊張と重圧の2年半だった」と振り返った。  前身の市立雄勝病院は津波に呑み込まれ、患者40人、職員24人が亡くなる惨劇を経験した。病院は廃院となり、震災から半年後の11年9月に開院する予定だった雄勝診療所に、小倉医師が着任した。  電話番号さえ決まっていない開院準備中に赴任し、1ヵ月で開院に漕ぎ着けた。だが、病院経営の根幹を担う事務員もおらず、薬剤師もいない。専門家を招いて、看護師たちを特訓してもらうなど「突貫工事」だった。  誤算だったのは行政の態勢だ。雄勝病院だったころは、石巻市の病院局の管轄だったが、診療所になると健康部健康推進課が担当部署となる。人員のやりくりとか、薬

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