「価値」見せつけた再算定品
新薬創出加算を奪還、上昇機運に
2014年3月15日号
3月5日、4月1日からの新薬価が官報告示された。薬価改定の影響は業界平均で▲2.65%(消費税増税分を除くと▲5.64%)。抗がん剤などは、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」と消費税増税によるプラス分で、改定前薬価を上回るケースが見られた。
一方、約1200品目の長期収載品に対し、新たに導入された「特例的な引き下げ」が直撃するなど、個々の製品によって、明暗を分ける結果となった。業界が忌み嫌う「市場拡大再算定」も健在だった。やはり、新薬比率が低い企業ほど改定は厳しく、次回改定以降もその苛酷さは増すばかりだろう。
14年度薬価改定を、新薬創出加算を軸に見る。
今回、新薬創出加算を獲得したのは、397成分758品目だった。1位は30成分55品目のファイザーで、グラクソスミスクラインからトップの座を奪った。薬価改定によるファイザーの引き下げ率は▲約2%だったものの、12年...
3月5日、4月1日からの新薬価が官報告示された。薬価改定の影響は業界平均で▲2.65%(消費税増税分を除くと▲5.64%)。抗がん剤などは、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」と消費税増税によるプラス分で、改定前薬価を上回るケースが見られた。
一方、約1200品目の長期収載品に対し、新たに導入された「特例的な引き下げ」が直撃するなど、個々の製品によって、明暗を分ける結果となった。業界が忌み嫌う「市場拡大再算定」も健在だった。やはり、新薬比率が低い企業ほど改定は厳しく、次回改定以降もその苛酷さは増すばかりだろう。
14年度薬価改定を、新薬創出加算を軸に見る。
今回、新薬創出加算を獲得したのは、397成分758品目だった。1位は30成分55品目のファイザーで、グラクソスミスクラインからトップの座を奪った。薬価改定によるファイザーの引き下げ率は▲約2%だったものの、12年度
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