躓く分業と薬局 | 医薬経済オンライン

Halmes&Vaccine

躓く分業と薬局

第6回〜面と点〜

コイツ・ドナン

2014年3月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、東京・有楽町ガード下のイザカヤでアツカンを堪能している。例によって、酩酊状態で分析しているのは、日本の医薬分業と調剤薬局だ。ホームズは1店舗の調剤薬局と20店舗以上の調剤チェーンの収益構造、薬価差を推定し、20店舗以上の人件費の80％近くを薬価差で補っていると喝破した。20店舗以上なら規模の経済が働き、有利であることは疑いようもない。一方、ホームズは薬価差ゼロとなった場合、生き残る調剤薬局チェーンはアインファーマシーズと総合メディカルくらいだと名指しした。根拠はあるのだろうか。「オミズ、オネガイシマス」　私は、赤ら顔で店員に叫んでいるホームズを眺めながら、その真意を測りかねていた。薬価差ゼロの時代に生き残る調剤チェーンが、アインファーマシーズと総合メディカルというのはどういう理屈なのか。ほ... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は、東京・有楽町ガード下のイザカヤでアツカンを堪能している。例によって、酩酊状態で分析しているのは、日本の医薬分業と調剤薬局だ。ホームズは1店舗の調剤薬局と20店舗以上の調剤チェーンの収益構造、薬価差を推定し、20店舗以上の人件費の80％近くを薬価差で補っていると喝破した。20店舗以上なら規模の経済が働き、有利であることは疑いようもない。一方、ホームズは薬価差ゼロとなった場合、生き残る調剤薬局チェーンはアインファーマシーズと総合メディカルくらいだと名指しした。根拠はあるのだろうか。「オミズ、オネガイシマス」　私は、赤ら顔で店員に叫んでいるホームズを眺めながら、その真意を測りかねていた。薬価差ゼロの時代に生き残る調剤チェーンが、アインファーマシーズと総合メディカルというのはどういう理屈なのか。ほかの

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