医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

好調中外に「余裕」という死角

難題抱える他社尻目に安定飛行

2014年3月15日号

 3月27日に都内のホテルで開かれる中外製薬の第103回定時株主総会。3年前の第100回総会は東日本大震災の直後とあって騒然とした空気のなかで挙行されたが、今総会は剰余金の処分案と永山治会長兼CEOを含む取締役8人の選任案の議決を求めるだけの簡素なプログラムが組まれている。  報告事項の柱となる足元の業績は、13年12月期については主力の「アバスチン」や中外オリジンの「エディロール」が伸長し、同じく自社創製した関節リウマチ薬「アクテムラ」も親会社ロシュへの輸出が大幅に伸びたことから増収増益を達成。中期経営計画「ACCEL15」の初年度を無事に飾った。  14年12月期も為替の変動や研究開発費の増加などから営業収益こそ前年度比▲11%の減益を見込むものの、売上高は新薬創出加算制度の恩恵で薬価引き下げ分をカバー、「主力品の成長によって7%台の成長をめざす」(小坂達朗...  3月27日に都内のホテルで開かれる中外製薬の第103回定時株主総会。3年前の第100回総会は東日本大震災の直後とあって騒然とした空気のなかで挙行されたが、今総会は剰余金の処分案と永山治会長兼CEOを含む取締役8人の選任案の議決を求めるだけの簡素なプログラムが組まれている。  報告事項の柱となる足元の業績は、13年12月期については主力の「アバスチン」や中外オリジンの「エディロール」が伸長し、同じく自社創製した関節リウマチ薬「アクテムラ」も親会社ロシュへの輸出が大幅に伸びたことから増収増益を達成。中期経営計画「ACCEL15」の初年度を無事に飾った。  14年12月期も為替の変動や研究開発費の増加などから営業収益こそ前年度比▲11%の減益を見込むものの、売上高は新薬創出加算制度の恩恵で薬価引き下げ分をカバー、「主力品の成長によって7%台の成長をめざす」(小坂達朗社長

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence