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眺望 医薬街道

日医勤務医委員会の切なる言い分

近藤正觀

2014年3月15日号

 14年2月26日、日本医師会の勤務医委員会(委員長=泉良平富山県医師会副会長)が、12年に医師会長から「勤務医の組織率向上に向けた具体的方策」の諮問を受け、答申をまとめた。答申としているが、日医執行部をかなり突き上げる内容になっている。組織率低下の主因として「日医に魅力がないこと」を挙げ、00年に提言された同委員会の指摘がまったくの手つかずの状態であると指摘し、日医執行部に対して「大いなる反省」を求め、早急に課題に取り組むことを要請した。 勤務医の組織率だけでなく、日医の組織率の低迷は過去からの課題だった。現在の医師数は30万3000人とされているが、そのうち日医の会員は16万6000人で、組織率は55%程度。内訳は、開業医が8万4000人で、勤務医が8万2000人である。13万人が医師会に未加入だが、その未加入のほとんどは勤務医が占めると推測されている。医師会の構造は...  14年2月26日、日本医師会の勤務医委員会(委員長=泉良平富山県医師会副会長)が、12年に医師会長から「勤務医の組織率向上に向けた具体的方策」の諮問を受け、答申をまとめた。答申としているが、日医執行部をかなり突き上げる内容になっている。組織率低下の主因として「日医に魅力がないこと」を挙げ、00年に提言された同委員会の指摘がまったくの手つかずの状態であると指摘し、日医執行部に対して「大いなる反省」を求め、早急に課題に取り組むことを要請した。 勤務医の組織率だけでなく、日医の組織率の低迷は過去からの課題だった。現在の医師数は30万3000人とされているが、そのうち日医の会員は16万6000人で、組織率は55%程度。内訳は、開業医が8万4000人で、勤務医が8万2000人である。13万人が医師会に未加入だが、その未加入のほとんどは勤務医が占めると推測されている。医師会の構造は3重

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