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医薬経済気象台

増税後に景気拡大基調へ回帰の条件

2014年3月1日号

 13年10〜12月期のGDP成長率速報値は実質で前期比年率1%増、四半期連続のプラス成長となった。ただ、1〜3月期の4.5%から、4〜6月期3.6%、7〜9月期1.1%と伸びの鈍化が続き、10〜12月期は7〜9月期をさらに下回る伸びだった。民間調査機関の事前予想2.7%を大きく下回る結果だ。14年1〜3月期は増税前の駆け込み消費を期待して年率4%程度の成長が予想されている。ただ、これが実現するかどうか、不透明感が出てきた。 10〜12月期が予想に反して低い伸びとなった理由は2つある。ひとつは増税前の駆け込み消費が前回の増税前ほどではなかったことだ。今回と同じ時期に当たる前回の増税前の96年10〜12月期の消費は前期比1.1%増だったが、今回は0.5%増にとどまった。理由は明らかではないが、消費者のスタンスが冷静だったことになる。 もうひとつは外需の不振だ。外需は財貨・サービスの輸出から...  13年10〜12月期のGDP成長率速報値は実質で前期比年率1%増、四半期連続のプラス成長となった。ただ、1〜3月期の4.5%から、4〜6月期3.6%、7〜9月期1.1%と伸びの鈍化が続き、10〜12月期は7〜9月期をさらに下回る伸びだった。民間調査機関の事前予想2.7%を大きく下回る結果だ。14年1〜3月期は増税前の駆け込み消費を期待して年率4%程度の成長が予想されている。ただ、これが実現するかどうか、不透明感が出てきた。 10〜12月期が予想に反して低い伸びとなった理由は2つある。ひとつは増税前の駆け込み消費が前回の増税前ほどではなかったことだ。今回と同じ時期に当たる前回の増税前の96年10〜12月期の消費は前期比1.1%増だったが、今回は0.5%増にとどまった。理由は明らかではないが、消費者のスタンスが冷静だったことになる。 もうひとつは外需の不振だ。外需は財貨・サービスの輸出から輸入

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