医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

海外から襲ってきた悪気流

2014年2月15日号

 景気の先行きに黒い雲が覆いかぶさってきた。海外発で株価が大幅安を演じているからだ。株価と景気は関係が深い。株価が上昇すれば株式資産の評価が膨らみ投資家の心理は余裕を増す。資産効果は消費の強い動きをもたらす。株式投資と無縁の消費者にも株高の心理的プラス効果は決して小さくない。昨年の高額消費を中心にした消費盛り上がり、今年正月の福袋瞬間蒸発は、株価が昨年暮れに昨年の高値で終わり、年間で46%も上昇したことと無関係ではない。逆に株価が下落すれば逆資産効果をもたらす。株式資産の評価額が減少し、消費意欲が萎えてしまう。景気への影響は決して小さくない。  わが国の今年の株式市場大発会は大幅下落で始まった。大発会の下落は00年以降では3回目、過去2回はいずれも株安とともに景気が悪化していった。今年の大発会の下落は景気の先行き不安を予見している可能性がある...  景気の先行きに黒い雲が覆いかぶさってきた。海外発で株価が大幅安を演じているからだ。株価と景気は関係が深い。株価が上昇すれば株式資産の評価が膨らみ投資家の心理は余裕を増す。資産効果は消費の強い動きをもたらす。株式投資と無縁の消費者にも株高の心理的プラス効果は決して小さくない。昨年の高額消費を中心にした消費盛り上がり、今年正月の福袋瞬間蒸発は、株価が昨年暮れに昨年の高値で終わり、年間で46%も上昇したことと無関係ではない。逆に株価が下落すれば逆資産効果をもたらす。株式資産の評価額が減少し、消費意欲が萎えてしまう。景気への影響は決して小さくない。  わが国の今年の株式市場大発会は大幅下落で始まった。大発会の下落は00年以降では3回目、過去2回はいずれも株安とともに景気が悪化していった。今年の大発会の下落は景気の先行き不安を予見している可能性があること

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