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眺望「医薬街道」

難病指定の「選択」が課題

近藤正觀

2014年2月15日号

 厚生労働省は2月5日、昨年12月の厚生科学審議会疾病対策委員会のまとめた報告をもとに、「難病の患者に対する医療等に関する法律案」と「児童福祉法の一部を改正する法律案」の2本を自民党の厚生労働部会に示して大筋了解を得た。今通常国会に提出、成立後は15年1月実施を予定する。 難病の治療に関しては、予算事業として厚労省が「医療費助成方式」をとってきたものの、予算事業では「恒久的」な性格ではなかった。法的に担保されることで、難病患者に安定した医療提供が期待される。 現在、「特定疾患治療研究事業」として56疾患に医療費助成をしている。また、臨床調査研究分野の特定疾患として130疾患、研究奨励分野で234疾患が研究事業として補助・助成の対象となっている。 11年9月に始まった難病対策の見直しは、関係団体のヒアリングを踏まえ、ワーキンググループを設置し、難病の定義や範...  厚生労働省は2月5日、昨年12月の厚生科学審議会疾病対策委員会のまとめた報告をもとに、「難病の患者に対する医療等に関する法律案」と「児童福祉法の一部を改正する法律案」の2本を自民党の厚生労働部会に示して大筋了解を得た。今通常国会に提出、成立後は15年1月実施を予定する。 難病の治療に関しては、予算事業として厚労省が「医療費助成方式」をとってきたものの、予算事業では「恒久的」な性格ではなかった。法的に担保されることで、難病患者に安定した医療提供が期待される。 現在、「特定疾患治療研究事業」として56疾患に医療費助成をしている。また、臨床調査研究分野の特定疾患として130疾患、研究奨励分野で234疾患が研究事業として補助・助成の対象となっている。 11年9月に始まった難病対策の見直しは、関係団体のヒアリングを踏まえ、ワーキンググループを設置し、難病の定義や範囲

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