医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

きっかり2時間で聴き取った「国民の声」

中医協公聴会、目立つ日医委員のグッジョブぶり

2014年2月1日号

 2年に1度の診療報酬改定は、言わずと知れた、医療界の最大級のイベントのひとつ。それも、1月下旬に開催される中央社会保険医療協議会「公聴会」を過ぎると、改定の行方を取材する身には、いよいよ“最終章”に入ったことを意味する。その公聴会が、今回は仙台市で開かれた。 「公聴会」というと、国会での重要法案審議の際に与野党がその日程をめぐって駆け引きを繰り広げるほうの公聴会を想起させるが、中医協で実施するようになったのは実は最近のこと。04年に発覚した中医協汚職事件(日歯連事件)を契機に断行された「中医協改革」の一環として、国民の声を診療報酬改定の審議に反映させることを目的に06年改定時から始められたものだ。初回は横浜、2回目は前橋、3回目=福島、4回目=津島、そして今回は5回目となる。 さて、その仙台公聴会。予定通り午後1時から開会した。1500人収容可の会場に...  2年に1度の診療報酬改定は、言わずと知れた、医療界の最大級のイベントのひとつ。それも、1月下旬に開催される中央社会保険医療協議会「公聴会」を過ぎると、改定の行方を取材する身には、いよいよ“最終章”に入ったことを意味する。その公聴会が、今回は仙台市で開かれた。 「公聴会」というと、国会での重要法案審議の際に与野党がその日程をめぐって駆け引きを繰り広げるほうの公聴会を想起させるが、中医協で実施するようになったのは実は最近のこと。04年に発覚した中医協汚職事件(日歯連事件)を契機に断行された「中医協改革」の一環として、国民の声を診療報酬改定の審議に反映させることを目的に06年改定時から始められたものだ。初回は横浜、2回目は前橋、3回目=福島、4回目=津島、そして今回は5回目となる。 さて、その仙台公聴会。予定通り午後1時から開会した。1500人収容可の会場に、

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence