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OBSERVER

中村勝・日本保険薬局協会会長

2014年2月1日号

ペナルティより「努力と辛抱」 ——長期未妥結の対策として、医療機関や薬局の基本料を減算する「未妥結減算」が検討されています。 中村 よく流通改善第3ラウンドと言われているが、実際に保険薬局協会と日本医薬品卸売業連合会が具体的な取り組みを始めたのはこの2年間が1期目。1期目にしては、単品単価、カテゴリー別取引、覚書のルールを知ってもらうことに関して、十二分に成果があったと実感している。すぐに数字として成果が出るかと言えば、なかなか難しいが、努力が評価されずに、簡単に「ペナルティ」と言われたのは悔しいし、残念だ。 ——薬価調査があった13年9月の妥結率73・5%をどう考えますか。 中村 低調と見る人もいるが、一方で関係者の努力によって、7割程度はルール通りの商慣行が実行されたと捉えることもできる。滅茶苦茶な価格交渉をしていた以前に比べて、「中身」がよくなっ... ペナルティより「努力と辛抱」 ——長期未妥結の対策として、医療機関や薬局の基本料を減算する「未妥結減算」が検討されています。 中村 よく流通改善第3ラウンドと言われているが、実際に保険薬局協会と日本医薬品卸売業連合会が具体的な取り組みを始めたのはこの2年間が1期目。1期目にしては、単品単価、カテゴリー別取引、覚書のルールを知ってもらうことに関して、十二分に成果があったと実感している。すぐに数字として成果が出るかと言えば、なかなか難しいが、努力が評価されずに、簡単に「ペナルティ」と言われたのは悔しいし、残念だ。 ——薬価調査があった13年9月の妥結率73・5%をどう考えますか。 中村 低調と見る人もいるが、一方で関係者の努力によって、7割程度はルール通りの商慣行が実行されたと捉えることもできる。滅茶苦茶な価格交渉をしていた以前に比べて、「中身」がよくなった

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