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「来社閲覧」採用が急増したワケ

透明性GL、全面実施で問われる意義

2014年2月1日号

 「製薬協会員各社は透明性ガイドラインに則り、創薬・育薬に関わる費用を公開していきます」 日本製薬工業協会(会長=手代木功・塩野義製薬社長)は今年に入り、日経、読売などの大手各紙に、記事広告を掲載し、「全面実施」に向けて、一般への周知活動を進めている。 ガイドライン(GL)実施1年目となった昨年は、7月のファイザーを皮切りに会員70社のうち、68社が13年中に12年度分の開示を終えた。総額でおよそ5000億円の資金が、医師、医療機関に提供された事実が判明した。 国の医療関連の研究開発予算が約1700億円(13年度)だから、その3倍にのぼる巨額の資金がもたらされたことになる。 2年目(13年度分)を全面実施と呼ぶのは、1年目の開示には、講師謝金や原稿料の個人ごとの金額と件数が含まれなかったからだ。 「誰にいくら」と明確に個人と金額が紐付けされた数字は、当然ながら...  「製薬協会員各社は透明性ガイドラインに則り、創薬・育薬に関わる費用を公開していきます」 日本製薬工業協会(会長=手代木功・塩野義製薬社長)は今年に入り、日経、読売などの大手各紙に、記事広告を掲載し、「全面実施」に向けて、一般への周知活動を進めている。 ガイドライン(GL)実施1年目となった昨年は、7月のファイザーを皮切りに会員70社のうち、68社が13年中に12年度分の開示を終えた。総額でおよそ5000億円の資金が、医師、医療機関に提供された事実が判明した。 国の医療関連の研究開発予算が約1700億円(13年度)だから、その3倍にのぼる巨額の資金がもたらされたことになる。 2年目(13年度分)を全面実施と呼ぶのは、1年目の開示には、講師謝金や原稿料の個人ごとの金額と件数が含まれなかったからだ。 「誰にいくら」と明確に個人と金額が紐付けされた数字は、当然ながらイン

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