医薬経済オンライン

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「医局」で医師確保めざす埼玉県

医療の県内完結考え医師会が提案

2014年2月1日号

 埼玉県は、同県医師会長の金井忠男氏をセンター長に迎えて「埼玉県総合医局機構」を正式発足させた。 昨年12月中旬に県内の病院関係者100人ほどを招き、総合医局機構の内容を説明。当面は県庁内に仮住まいするが、15年にはさいたま新都心に移転する埼玉県立小児医療センターに設置するという。 総合医局機構は昨年初めに上田清司知事が設立を表明し、4000万円の予算を付けて準備を進めてきたもので、「医師確保や医師の地域偏在・診療科偏在の解消に取り組むコントロールタワーを担う」と謳う。何しろ、埼玉県は人口10万人当たりの医師数が142・6人で全国最下位。昨年6月には久喜市で救急搬送が31の医療機関に断わられ、隣の茨城県の病院に運ばれたという事件も起こった。この不名誉な状態を解消するため、医師不足の病院に医師を派遣し、最下位脱出を図るという。言わば、県全体の〝医局〟の役割を...  埼玉県は、同県医師会長の金井忠男氏をセンター長に迎えて「埼玉県総合医局機構」を正式発足させた。 昨年12月中旬に県内の病院関係者100人ほどを招き、総合医局機構の内容を説明。当面は県庁内に仮住まいするが、15年にはさいたま新都心に移転する埼玉県立小児医療センターに設置するという。 総合医局機構は昨年初めに上田清司知事が設立を表明し、4000万円の予算を付けて準備を進めてきたもので、「医師確保や医師の地域偏在・診療科偏在の解消に取り組むコントロールタワーを担う」と謳う。何しろ、埼玉県は人口10万人当たりの医師数が142・6人で全国最下位。昨年6月には久喜市で救急搬送が31の医療機関に断わられ、隣の茨城県の病院に運ばれたという事件も起こった。この不名誉な状態を解消するため、医師不足の病院に医師を派遣し、最下位脱出を図るという。言わば、県全体の〝医局〟の役割を果

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