医薬経済気象台
高支持率続く安倍政権の課題
2014年2月1日号
何事も上手くいっているときこそ自戒が必要になる。この言葉は安倍政権にも当てはまる。超金融緩和による円安進行、大型補正による財政出動は、瀕死寸前の日本経済に息を吹き返させた。アベノミクス第1の矢、第2の矢の成果だ。NHKの政治意識月例調査によると、内閣支持率は発足時から一貫して50%超を維持している。発足時の12年12月が64%、1年後の昨年12月が50%だった。昨年12月は靖国参拝問題で外交面に不安を生じたことが影響したが、50%を割ることはなく、1月には54%に回復している。前回の安倍内閣は発足時の06年10月の65%から07年9月には29%に落ち込んだ。これとは大きな違いをみせている。 内閣支持率はスタート時こそ期待感から高く出てくるが、その後は失望感から低下する傾向を辿る。その典型が鳩山内閣だ。スタート直後の09年9月は72%と高い支持を得たが、10年5月には21%に落...
何事も上手くいっているときこそ自戒が必要になる。この言葉は安倍政権にも当てはまる。超金融緩和による円安進行、大型補正による財政出動は、瀕死寸前の日本経済に息を吹き返させた。アベノミクス第1の矢、第2の矢の成果だ。NHKの政治意識月例調査によると、内閣支持率は発足時から一貫して50%超を維持している。発足時の12年12月が64%、1年後の昨年12月が50%だった。昨年12月は靖国参拝問題で外交面に不安を生じたことが影響したが、50%を割ることはなく、1月には54%に回復している。前回の安倍内閣は発足時の06年10月の65%から07年9月には29%に落ち込んだ。これとは大きな違いをみせている。 内閣支持率はスタート時こそ期待感から高く出てくるが、その後は失望感から低下する傾向を辿る。その典型が鳩山内閣だ。スタート直後の09年9月は72%と高い支持を得たが、10年5月には21%に落ち込
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録