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ビオフェルミン製薬 活性乳酸菌製剤特化で高収益を確保

—成長足踏みで問われる大正子会社化の意味—

2014年2月1日号

 1917年の創業以来、活性乳酸菌製剤ビオフェルミンに特化し、乳酸菌製剤のリーディングカンパニーの位置にある。ただ、製品は整腸剤、止瀉薬、下痢止め、消化薬、便秘薬などの乳酸菌製剤に限定されている。このため、売上規模は12年度実績で103億900万円にとどまる。それでも整腸剤ビオフェルミンの企業イメージが強いのは、主力製品である3種類の乳酸菌配合の整腸剤新ビオフェルミンSが整腸剤領域では絶対的な信頼を得ているためだ。 創業時から販売は武田薬品に委託、12年度まで変わっていない。12年度実績で販売先別の販売実績をみると、武田向けが99億1800万円で96.2%を占めている。製品は医療用もあるが、12年度実績で売上高の57.6%を占めた新ビオフェルミンSを中心にOTC製品が6割以上を占めており、医療用、OTC薬ともに販売力が強い武田の力がビオフェルミンの知名度を高めていくのに...  1917年の創業以来、活性乳酸菌製剤ビオフェルミンに特化し、乳酸菌製剤のリーディングカンパニーの位置にある。ただ、製品は整腸剤、止瀉薬、下痢止め、消化薬、便秘薬などの乳酸菌製剤に限定されている。このため、売上規模は12年度実績で103億900万円にとどまる。それでも整腸剤ビオフェルミンの企業イメージが強いのは、主力製品である3種類の乳酸菌配合の整腸剤新ビオフェルミンSが整腸剤領域では絶対的な信頼を得ているためだ。 創業時から販売は武田薬品に委託、12年度まで変わっていない。12年度実績で販売先別の販売実績をみると、武田向けが99億1800万円で96.2%を占めている。製品は医療用もあるが、12年度実績で売上高の57.6%を占めた新ビオフェルミンSを中心にOTC製品が6割以上を占めており、医療用、OTC薬ともに販売力が強い武田の力がビオフェルミンの知名度を高めていくのに強

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