医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

独り歩きの「アミロイド・イメージング」

治療薬に先行も、保険適用は厳しく

2014年1月15日号

 患者数は全世界で3500万人、これが20年ごとに倍に増える——。認知症は、もはや世界中が頭を抱える難題と言っても過言ではない。  昨年12月にロンドンで開催された「G8認知症サミット」。主催国の英国からはデイビッド・キャメロン首相も出席し、日本からは土屋品子厚生労働副大臣が代表として参加した。そのなかで採択した共同声明では、「認知症は世界的な課題であり、今後さらに深刻化する」ことを確認した。  同サミットの試算によると、認知症に費やされる年間コストは推定6040億ドルにのぼる。介護や地域の相互扶助などを含めた大まかな数字だが、今後、認知症の予防や治療法が開発されない限り、この金額はさらに膨らんでいくとされる。皮肉なことに、コストを押し上げているのは、医療技術の進歩と、平均余命の伸びだ。  共同声明は、各国が協力して、認知症の予防や治療法の研究開発に取り...  患者数は全世界で3500万人、これが20年ごとに倍に増える——。認知症は、もはや世界中が頭を抱える難題と言っても過言ではない。  昨年12月にロンドンで開催された「G8認知症サミット」。主催国の英国からはデイビッド・キャメロン首相も出席し、日本からは土屋品子厚生労働副大臣が代表として参加した。そのなかで採択した共同声明では、「認知症は世界的な課題であり、今後さらに深刻化する」ことを確認した。  同サミットの試算によると、認知症に費やされる年間コストは推定6040億ドルにのぼる。介護や地域の相互扶助などを含めた大まかな数字だが、今後、認知症の予防や治療法が開発されない限り、この金額はさらに膨らんでいくとされる。皮肉なことに、コストを押し上げているのは、医療技術の進歩と、平均余命の伸びだ。  共同声明は、各国が協力して、認知症の予防や治療法の研究開発に取り組

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence