医薬経済オンライン

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社員を追い詰めるシミック子会社

10年経っても変わらないSMO業界の課題

2014年1月15日号

「期限までに約束の症例数が集まらない」  治験コーディネーター(CRC)は、治験責任医師にそう伝えると、患者の体型データを改竄することを求めた。医師に改竄データを示したメモを渡し、カルテに転記してもらったという。 「治験とは思うな」  昨年12月7日、CRO大手シミックホールディングスの治験施設支援機関「サイトサポート・インスティテュート」(SSI、東京都品川区)が、肥満症改善を対象としたOTC薬の治験データで改竄が見つかったことを発表した。治験は、SSIが小林製薬から受託し、医療法人大鵬会「千本病院」(大阪市西成区)が実施。そこでSSIのCRCが、治験対象となる肥満症患者が足りないということで治験責任医師に協力を求め、患者5人分の体型データを改竄していたことが判明した。例えば、身長169センチの患者なら、160センチに縮めることで治験の参加条件を... 「期限までに約束の症例数が集まらない」  治験コーディネーター(CRC)は、治験責任医師にそう伝えると、患者の体型データを改竄することを求めた。医師に改竄データを示したメモを渡し、カルテに転記してもらったという。 「治験とは思うな」  昨年12月7日、CRO大手シミックホールディングスの治験施設支援機関「サイトサポート・インスティテュート」(SSI、東京都品川区)が、肥満症改善を対象としたOTC薬の治験データで改竄が見つかったことを発表した。治験は、SSIが小林製薬から受託し、医療法人大鵬会「千本病院」(大阪市西成区)が実施。そこでSSIのCRCが、治験対象となる肥満症患者が足りないということで治験責任医師に協力を求め、患者5人分の体型データを改竄していたことが判明した。例えば、身長169センチの患者なら、160センチに縮めることで治験の参加条件を満た

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