医薬経済オンライン

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地域包括ケアシステムの構築に向けて

ケアミックスで進める地方病院の挑戦

第4回

2014年1月15日号

コミュニティカフェ・バンホフ 超高齢化社会の到来を目前に控え、社会保障費の高騰を少しでも抑えるために、国で打ち出したのが在宅医療をベースにした地域包括ケアシステムの構築だ。  厚生労働省は、その一環として、11年度に全国10ヵ所の中核医療拠点を対象に「在宅医療連携拠点事業」に着手。大分県や茨城県など、高齢化率の高い地域で中核医療機関がどんな役割を担えばいいのかといった実証実験を行ってきた。  在宅医療連携拠点事業で関係者の注目を集めたのが、茨城県常陸大宮市で「過疎地における地域包括ケアシステム」の先駆的な事例を積み上げてきた医療法人博仁会志村大宮病院だ。リハビリを中心としたケアミックスで、在宅に施設も加えた地域包括ケアシステムの考え方を提示した中核医療機関として有名だ。昨今の取り組みを見ると、高齢者の介護や福祉だけでなく、地域づくりにまで関わ... コミュニティカフェ・バンホフ 超高齢化社会の到来を目前に控え、社会保障費の高騰を少しでも抑えるために、国で打ち出したのが在宅医療をベースにした地域包括ケアシステムの構築だ。  厚生労働省は、その一環として、11年度に全国10ヵ所の中核医療拠点を対象に「在宅医療連携拠点事業」に着手。大分県や茨城県など、高齢化率の高い地域で中核医療機関がどんな役割を担えばいいのかといった実証実験を行ってきた。  在宅医療連携拠点事業で関係者の注目を集めたのが、茨城県常陸大宮市で「過疎地における地域包括ケアシステム」の先駆的な事例を積み上げてきた医療法人博仁会志村大宮病院だ。リハビリを中心としたケアミックスで、在宅に施設も加えた地域包括ケアシステムの考え方を提示した中核医療機関として有名だ。昨今の取り組みを見ると、高齢者の介護や福祉だけでなく、地域づくりにまで関わっ

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