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海外時報

パテントクリフ後のジェネリック市場

バイオシミラーは依然、「恐るるに足らず」

2014年1月15日号

 昨年11月に脂質異常症、12月には高血圧症の管理に関する診療指針の見直しが米国であったが、いつものような、製薬業界、投資家の打てば響く反応はなかった。脂質異常は心臓病学会と心臓協会、高血圧はJNC8(最新データに基づいて診療指針を見直す第8次米国合同委員会)と、ともに世界的影響力をもつガイドラインであり、前者はスタチン剤による脂質低減の強化を、後者は60歳以上に対する収縮期血圧の管理目標値を140から150以下に緩めるという、薬剤利用に直接的に影響する勧告内容だったにもかかわらず、である。  とりわけ血圧を下げる努力の強調から一転、多剤併用に伴う影響を勘案した高血圧管理への移行は専門家の間に異論が多く、議論になっている。いつもは過敏な市場が静かだったのは、ブランド製剤市場にはほとんど影響しない現実からである。というのも、主たる慢性疾患は、揃ってジェ...  昨年11月に脂質異常症、12月には高血圧症の管理に関する診療指針の見直しが米国であったが、いつものような、製薬業界、投資家の打てば響く反応はなかった。脂質異常は心臓病学会と心臓協会、高血圧はJNC8(最新データに基づいて診療指針を見直す第8次米国合同委員会)と、ともに世界的影響力をもつガイドラインであり、前者はスタチン剤による脂質低減の強化を、後者は60歳以上に対する収縮期血圧の管理目標値を140から150以下に緩めるという、薬剤利用に直接的に影響する勧告内容だったにもかかわらず、である。  とりわけ血圧を下げる努力の強調から一転、多剤併用に伴う影響を勘案した高血圧管理への移行は専門家の間に異論が多く、議論になっている。いつもは過敏な市場が静かだったのは、ブランド製剤市場にはほとんど影響しない現実からである。というのも、主たる慢性疾患は、揃ってジェネリ

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