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医薬経済気象台

新年経済は波乱の気配

2014年1月15日号

 新年経済は強気の見方が圧倒的に多い。懸念視されている消費税増税の影響も軽微で短期にとどまるとの見方である。アベノミクス効果によって企業業績は急速な回復をみせており、これが賃金や雇用にも反映され始めていることは最新の各種統計に明らかである。しかも、政府の要望に応えて、今年の春は産業界もベースアップに動く方向にある。増税直前の3月には明らかになる。  安倍晋三首相が唱える好循環による景気の拡大が期待できる状況にあることは否定できない。安倍首相が現職首相として初めて昨年末の東証大納会に出席し「新年もアベノミクスは買い」と挨拶、41年ぶりという年間高値納会に花を添えて話題になったが、新年経済に対する確信があると受け止められた。  株価は景気を先読みする。昨年の高値納会は今年の景気の明るさを先見したと誰しもが考えた。消費税増税の影響はあっても、政府...  新年経済は強気の見方が圧倒的に多い。懸念視されている消費税増税の影響も軽微で短期にとどまるとの見方である。アベノミクス効果によって企業業績は急速な回復をみせており、これが賃金や雇用にも反映され始めていることは最新の各種統計に明らかである。しかも、政府の要望に応えて、今年の春は産業界もベースアップに動く方向にある。増税直前の3月には明らかになる。  安倍晋三首相が唱える好循環による景気の拡大が期待できる状況にあることは否定できない。安倍首相が現職首相として初めて昨年末の東証大納会に出席し「新年もアベノミクスは買い」と挨拶、41年ぶりという年間高値納会に花を添えて話題になったが、新年経済に対する確信があると受け止められた。  株価は景気を先読みする。昨年の高値納会は今年の景気の明るさを先見したと誰しもが考えた。消費税増税の影響はあっても、政府の14

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