医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

健康増進プログラムの効用

本質は企業のリスク管理

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2014年1月15日号

 膨張する医療費の抑制のため、従業員参加型の健康増進プログラムを導入する企業が増加傾向にある。背景として雇用主の医療費負担が増えていると同時に、従業員も健康を保ちながら、生産性を上げる状況を維持することが至難の業になっていることが挙げられる。米国では、企業向けウエルネスプログラムの導入を企業に呼びかけ、適切な商品を通じてコンサルテーションを提供している。 カイザー家族基金とヘルスリサーチエデュケーショントラストの調査によると、02年から12年まで雇用者とその家族を含めたヘルスケア関連の負担は97%増加した。また、雇用主は年間5760億ドルの医療費を支払っている。 企業は従業員の健康保険の支払いが増加するとともに疾病による欠勤や病欠により失われた生産性も背負っていることになる。肥満やほかの慢性疾患を持つ人は、健康な人に比べ、就業日ベースで38日を失っ...  膨張する医療費の抑制のため、従業員参加型の健康増進プログラムを導入する企業が増加傾向にある。背景として雇用主の医療費負担が増えていると同時に、従業員も健康を保ちながら、生産性を上げる状況を維持することが至難の業になっていることが挙げられる。米国では、企業向けウエルネスプログラムの導入を企業に呼びかけ、適切な商品を通じてコンサルテーションを提供している。 カイザー家族基金とヘルスリサーチエデュケーショントラストの調査によると、02年から12年まで雇用者とその家族を含めたヘルスケア関連の負担は97%増加した。また、雇用主は年間5760億ドルの医療費を支払っている。 企業は従業員の健康保険の支払いが増加するとともに疾病による欠勤や病欠により失われた生産性も背負っていることになる。肥満やほかの慢性疾患を持つ人は、健康な人に比べ、就業日ベースで38日を失ってい

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